こんにちは。
薬剤師 平野 順子 です。
本日より、漢方のお話です。
第1回 気 血 水(津液) について
気、血、水(津液)
東洋では、体を構成している要素を
「気」「血」 「水(津液)」の3つに分けます。
私たちの体を維持していくうえで、欠かせない「血」
「血」が不足している方や不足しつつある方が非常に
多いのが現状です。
肌が乾燥している。
目が疲れやすい。
寒がりで、夏でも体が冷える。
髪に潤いがなく、抜け毛が多い。
このような症状が続くときは
「血」が不足している(血虚」かもしれません。
「いつまでも、健康的で美しくありたい」という願いは
女性はみなさん同じ思いではないでしょうか?
美しさと元気の秘密は
「気」「血」「水(津液)」のバランスにあります。
このバランスが崩れると心と体にさまざまなな不調
と、なって現れます。
東洋医学では、この3つのバランスを整えて、不調を
改善していきます。
女性にとってはとても大切な「血」について、
これからお話させていただきます。
漢方について語ってください。
という問いがありました。
思いもよらない問いでしたので、
自分でも、不確かなことしか、お話できませんでした。
現代医学ではそこの部位を見て診断することが多い。
漢方や中医学では、症状をみます。
症状を改善していくことに主眼をおいてそれに良い
自然界の薬草などから選んでいきます。
カラダはどのようにバランスを取り、巡っているかを
見ていきます。
漢方では
気
血
水(津液)
の過不足を見ます。
気の滞り 不足
血 の滞り 不足
水 の滞り 不足
精
を患者さまの問診、望診、脈診などから
推察して、
自然界の中の物質から
足りないものは足して、滞っている状況では出す。
気について (元気、気力、病気などの気)
血は栄養と考えますが、血が足りない場合は足して
血が滞っている場合(瘀血、生理がどす黒いとか、くすみがある)
流れるようにする薬草を用いるとか
水は滞りはむくみ、冷え、 水が足りない場合は乾燥、カサカサ
状態ですので、みずみずしくなる薬草などを選びます。
その方の体質や現在の状況をみて、その時の状況にあった
自然界の薬草の材料をチョイスします。
そして、カラダのバランスをとって症状を
改善して行きます。
そんな感じでいかがでしょうか。
まだまだ、走りですが
漢方ってなあに?
にお答えしてみました。